一帯一路(安倍総理の深謀遠慮)

シナの進める「一帯一路」は、借金を返せない国から重要港湾などの租借権を奪っているのが実態です。たとえるならば、高利貸しが狙いをつけた物件を奪取するために金を貸しこむようなものです。
一言で言えば、「シナ圏」拡大のための戦略的な投資が「一帯一路」の本質だと言えると思います。

スリランカのようにシナが租借権を奪取した実例が出てくると、彼らが戦略的拠点を獲得する「新植民地主義」と呼ぶべき手法であるとの見方が世界的にも濃厚になってきました。EU諸国は一国を除き、シナに抗議しています。


シナを警戒してきた安倍総理が「一帯一路」に協力すると言い始めたのは変節なのでしょうか。
(注)ちなみに、スリランカには今年始めに安倍総理と志を同じくする世耕経産大臣が訪問しています。もちろん報告があったでしょう。

保守の言論人が一帯一路協力について安倍総理を批判していますが、私には安倍総理には深謀遠慮があると思います。保守言論人の言うようなことは、世界有数の戦略家である安倍総理は百も承知のはずです。

保守やEU諸国の盲点は、シナにばかり目が行って借金国に目が行ってないことだろうと思います。
シナ批判をするのは簡単ですが、批判していても、シナが戦略拠点を持つ国Aに租借権を担保に金を貸している以上、いずれ貧乏なA国が返せなくなって戦略拠点がシナの手に落ちるという状況は変わりません。

保守言論人やEUは、この状況を打開する方策を提言していない点で心許ないです。

シナが掌握を狙う一路(海路)は、日本にとっては重要なシーレーンです。つまり、南シナ海が文字通りシナの海になると困るのと同様、一路の「新植民地政策」が進むと、日本経済は危機に直面してしまうでしょう。

ならばどうすれば良いのか。

日本が、急速に孤立化するシナに協力する条件として、担保の租借権を剥がすことを約束させるしかないのではないでしょうか。協力とは借金の一部肩代わりではないかと思います。

国際世論を味方につける大義は、「アジア・世界の共存共栄」であり、「新植民地主義への反対」です。

日本の国益は、
①シーレーンがシナに掌握されるのを阻止することであり、
②肩代わりによるAへの日本企業の食い込みであり、ひいては反シナ親日世論の醸成であり、
③シナ経済のハードクラッシュの緩和により、日本経済への影響を最小限に止めることではないかと思います。
(①②は、インド太平洋戦略の推進と整合します。)

つまり、安倍総理の「一帯一路」協力は、
・シナの野望を利用しつつ挫き、
・アジアを解放する
という、「アジアの盟主日本」としての自覚から来る選択ではないか、と愚考します。そうだとすれば、日本や先進諸国の国益にも適うのではないかと思います。

かつての日本は、アジアを白人支配から解放しましたが、それと同様、シナ支配から解放させることを狙っているのだと思います。

問題はシナが乗ってくるか、それほどシナは困っているのかという点です。
米中経済戦争でのシナのダメージは想像以上に大きくなるでしょう。シナは外貨を急速に失うはずです。人民元の大暴落につながりかねません。シナとしては、当座の外貨が喉から手が出るほど欲しい状況ではないかと思います。

したがって、シナが乗ってくる公算はあると思います。

また、結果的にシナへの資金援助になるのを嫌がる人もいるでしょうが、シナ経済がハード・クラッシュしたら、消費税引き上げの景気引き下げ効果と相まってアベノミクスは破綻する可能性があるのではないかと思います(この点は上記③)。
シナと心中することほどバカげたことはありません。この点、3兆円の日中金融スワップも同じ文脈で理解できるでしょう。

シナを追い込もうとしている米国が安倍総理の選択を不快に感じないかですが、今のところ大した反応はありません。既に暗黙の了解があるのかもしれません。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック