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zoom RSS コリア近代史から学ぶ日本と世界のメガリスク

<<   作成日時 : 2018/01/13 00:28   >>

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・今後の中朝関係を観察する際、コリアの近代史における李朝への清の介入は押さえておくべき。
・旧軍による壬午軍乱(※)の収集に清軍が乗り出して漢城に常駐し、その後、清の支配が強化された。
・また、甲午政変(※※)の後に送り込まれた袁世凱が専制的な政治を敷いた。
(※1882年、冷遇されて久々に支払われた給料に砂や腐った米が混入していたことに怒った旧軍が、当時日本と親交のあった閔氏政権に対して反乱を起こした。)
(※※清が送り込んだ外交顧問のメルレンドルフによって追い詰められた親日的な開化派の金玉均が1885年に起こしたクーデター。清軍の介入で失敗)

・いずれも、維新後の日本の影響力が強まる中、動きをとらえてコリアへの支配を強化。(軍駐留、外交顧問、袁世凱)
・袁世凱専制の間、当分は日露は外見上は大人しく見ていた。

ロシアは閔氏政権にパイプを太くする。(メルレンドルフと閔氏政権が日清以外の大国であるロシアに近づいた。)
日本は、東学党の乱での清国出兵の動きをとらえて出兵。その後、日清戦争。並行して日本の影響下にある金弘集政権で甲午改革を実施。
(日本の意図は、改革して近代国家になったコリアと組んで、ロシアなど列強に対抗する戦略の一環。)

しかし、閔氏が改革に抵抗し、ロシアを引き込む動きを見せたため、閔氏権力の淵源である閔妃暗殺の軽挙。これに怒った義兵の闘争により、改革政権は崩壊し、閣僚の何人かは大衆によって殺害。日本撤退。

閔氏政治は崩壊するが、高宗はロシア公館に亡命し、そこで執務するという前代未聞の事態。
こうして、コリアにロシア傀儡政権が誕生し、ロシアの影響がコリア半島に及ぶ。
半島を巡り、日露間のパワーバランスが崩れ、臥薪嘗胆の後、10年後に日露戦争(大国間戦争)となり、双方大被害。
更に、日露戦争後、満洲に日本軍が駐留する事態が常態化し、パワーバランスが再度崩れる。
   
中露にとって満洲の日本軍は脅威であり、様々な工作を行い、日中戦争。更に強力な日本軍の力をそらしてアメリカとたたくぁせるべく日米戦争へ。

・つまり、
ロシア南下への日清の危機感→コリアへの日本介入→コリアへの清介入強化
       
→日清戦争(=日本大勝)
       
→コリアへの日本介入強化→コリアへのロシア介入強化
       
→日露戦争(=日本辛勝)
       
→満洲日本軍が中露の脅威→中露の画策
       
→日中戦争(日本、連戦連勝)
       
→強すぎる日本軍と弱すぎる中国軍→中露の画策
       
→日米戦争(日本、敗北)
   
という流れです。


・コリア半島でのパワーバランスを崩す動きは、相互不信を増幅し、世界大戦に至るクライシスへと発展する可能性が高いです。
   
基本的には、「脅威への対応」が連鎖した形です。

  
・「脅威への対応」が連鎖して増幅するのは、コリアンが大国を手玉に取る民族性を有しているからと考えられます。
   
いわゆる事大主義と言われるもので、「自力で立つ」のではなく、周辺大国の勢力を引き込もうとします。
   
日本の影響力が大きくなれば、清やロシアの力を引き込もうとし、清の力が強くなれば、ロシアや日本の力を引き込もうとしました。

その結果、引き込まれた方は、コリアへの影響力が強まった後のビジョンを立てるわけで、それがぶつかり合う。
   
(バルカン半島も似ている。オーストリア・ハンガリー帝国、ロシア帝国、オスマントルコ帝国がぶつかり、第一次世界大戦に発展します。それとコリア半島は非常によく似ている。)

  
・なお、現代は北朝鮮は資源の宝庫であることが分かっており、「脅威への対応」だけにとどまらず、覇権国家が面的支配の確立と他勢力の排除を行う中東に似た動きも見せるのではないかと思います。

  
・現代に当てはめれば、コリア半島をめぐる周辺大国は、中国、ロシア、アメリカ。
   
そして、満洲・コリア半島での日本軍のパワーが消滅した後は、
   
北朝鮮は中露圏、韓国は米国圏ということでパワーバランスが確立している。
   
(南北に分裂したのは日本統治のせいではなく、周辺大国がパワーバランスを求めた結果であり、
    
中国以外の大国がこの地域に犇めくようになった近代以降の東北アジア情勢の必然的な結果。
    
他を排除して独占的な支配をしようとした戦前は、パワーの均衡ラインが崩れていた。)

  
・このバランスが崩れるのが最も危険。もちろん日本にとっても危険だし、世界にとっても危険。
   
日本としては、コントロールできない状況に陥る前に、パワーバランスを崩さない基本方針で関与する必要。
  
・ちなみに、バランスが崩れる状況とは、
@北朝鮮が米圏になる(or北朝鮮への米国の影響力が強まる)、A南北が統一される。
のいずれかの状況。

  
・つまり、南北統一ですら、周辺大国にとっては望ましくない状況。
なぜなら、統一コリアが単独中立でいれるわけがなく、米中(露)いずれかの影響下にならざるを得ないため。
米国圏になれば中国にとっての脅威となり、中露圏となれば日米にとっての脅威となる。そうなると日本は軍拡に走ることになり、「脅威への対応」が連鎖することは必定。

  
・日本や世界にとって最も望ましいのは、
●北朝鮮で核開発を進める現在の体制が崩壊して、
●核抜きの中露の傀儡政権が誕生すること。
日本の国益上の注力はそれ以降で、その傀儡政権から拉致被害者を取り戻すこと。(戦争が起これば取り戻すのはほぼ無理。)
   
つまり、将来的には、拉致交渉は中国との裏交渉になることを想定しておいた方がいい。

  
・新体制がNPTに加入し、核査察を受け入れ、核関連施設を破壊し、拉致被害者を全員返還するという前提であれば、国家承認をして国交を結んだ方がよいだろうが、日韓基本条約と同種のものを定めるか、経済協力(裏賠償)をするかが問題。

宗主国中国は日本へのカードとして、賠償を求めさせる可能性がある。しかし、交渉での解決を探るべきだろう。

・基本的に日韓基本条約は半島の代表としての韓国と締結したもの。これと違えることは避けるべき。
   
また、経済援助(賠償)も同じ性格なので、賠償なら韓国が行うのが筋。というと韓国世論は沸騰するだろうが。。。

・基本は戦争相手ではないので国際法上賠償ではあり得ず、諸外国の例を引いて日本統治期間の投資資本を先方が支払うことも計算に入れる。(減価償却後はゼロ?)
   
また、「経済協力」へ持ち込んだ上で、@円借款、Aその他(技術協力等)を組み合わせる。
(北朝鮮の資源開発に乗り出すのはあまり賢明ではない中(米中露仏等が警戒)、円借款であれば同等の効果?)
  
・多くの人間が餓死寸前である状況であり、国際的な注目を集める可能性。

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